この記事では、格安SIMに乗り換えてスマホ代(携帯代)を節約する方法を紹介しますね。僕も格安SIMに乗り換えしてすでに4年くらい経過しますが、本当に変えて良かった!と思えてます。
人にもよりますが、だいたい年間5万円くらい節約できちゃったりしますので、格安SIMで節約できるという事実を知ってください。
格安SIMや格安スマホって何?
「そもそも格安SIMや格安スマホって何…?」という人から、「格安SIMのことはなんとなく知っているけど、あまり詳しくは知らない。」という人のために、格安SIMについて簡単に説明します。
まずSIM(シム)とは、携帯電話やスマホに入っている、電話番号や契約データが記録されたカードのことです。スマホ契約時には挿入された状態で渡されます。
ドコモで契約したらドコモのSIM、auで契約したらauのSIMという感じになっていて、格安SIMとはそのままの意味、料金が安いSIM全般のことを言います。つまり契約内容や料金プランが安いSIMなんです!
↑スマホを契約する時にこんなカード見たことありません?これがSIMです
格安SIMとは、ドコモやauなどの回線を下請け業者が販売しているSIMという位置づけになります。つまり、使用している回線としては全く同じものですね。
スーパーにあるプライベートブランドの商品(PB商品)みたいな感じでイメージしてもらえるとわかりやすいです。
格安スマホとは、格安SIMと一緒に購入できるスマートフォンのことを言います。3大キャリアが販売するスマホよりも性能は劣りますが、毎月の維持費は非常に安いので、格安スマホと呼ばれています。
月額1,500円!?格安SIMならこんなに安くなる
出典:auプラン(Aプラン)料金|mineo(マイネオ)
今回は例として、mineo(マイネオ)という格安SIMのプランで比較してみました。データ通信量は3GB、無料通話なしのプランで、1,510円です。税込だと1,630円ですね。
ちなみにドコモのiPhoneのプランだと、5分以内の国内通話が無料になるカケホーダイライトプランが1,700円、通信プランがデータSパック(2GB)で3,500円で合わせて5,200円です。
他にも端末代金やspモードなどがありますので、合わせると7,000円~8,000円くらいはするんじゃないでしょうか。少なく見積もっても約4,000円くらいは節約できると思います。
格安SIMは安い代わりに、多少なりとも不便なことやデメリットがあります。それを次の項目で説明しましょう!
覚えておきたい格安SIMのデメリット
月額料金が安い格安SIMですが、やはりそれなりにデメリットもあります。僕が使ってて感じたデメリットをまとめてみました。
- 通信速度が低下する場合がある
- キャリアメールが使えなくなる
- テザリングが使えない端末がある
- 完全かけ放題プランがない
ざっくりこんな感じです。これらのデメリットを我慢できるかどうか?が大きなポイントになりますね。でも、実際使ってみたらわかりますが、それほど不便に感じる問題でもないんですよ。
通信速度が低下する場合がある
通信速度が低下する場面は、主に金曜や土曜の21時~1時や平日のお昼12~13時ですね。そう!みんながたくさん使う時は、だいたい遅くなるんです。
でもこれは3大キャリアでも同じことで、みんなで分け合って通信できる帯域を利用していますので、ドコモでもauでもソフトバンクでも遅くなる時は遅くなります。
ただ、3大キャリアと比べたら格安SIMの方が低下する時間帯は長い気がしますね。
とはいえ、遅くなるといってもウェブブラウザやソーシャルゲーム、Youtube動画やWebチラシを見るくらいなら、全く問題ないレベルの速度ですよ。
キャリアメールが使えなくなる
格安SIMでは@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpといったキャリアメールが使用できません。つまり、格安SIMに変えた時点で現在のメアド及び、これらのメールアドレスは使えなくなります。
まぁ、最近はもっぱらLINEなどのメッセージアプリが主流なので、僕はデメリットに感じた事はありません。あと、パソコンのメールアドレス(Gmailやヤフーメール)は使えます。
これを機にキャリアメールを捨てて、完全にGmailなどに移行するのもアリだと思いますよ。
テザリング機能が使えない端末がある
テザリングとは、スマートフォン本体をWi-Fiルーターのように利用する機能です。今まで使った事ない人はデメリットに感じないと思いますが、頻繁にテザリングを使っていた人は注意が必要です。
端末の種類や格安SIMの業者によって利用できるかどうか変わってきますので、テザリングがないと困る!という人は事前にしっかりと確認する必要がありますね。
完全かけ放題プランがない
格安SIMには10分間かけ放題プランなどはありますが、完全かけ放題プランがありません。仕事などで頻繁に通話をする人にとっては通話代が高くなってしまいますので注意が必要です。
僕は通話料に関しては、LINEなどのインターネット電話を利用して無料で済ませています。何かの問い合わせてくらいでしか電話をかけることはないので、かけ放題プランがない事に関しても、とくにデメリットに感じた事はありませんね。
格安SIMにはメリットも多い
デメリットの話ばかりになりましたが、格安SIMは節約以外にもメリットがたくさんあります!
- 1年使えばいつでも解約違約金なしで乗り換えできる
- 契約プランがわかりやすい
- キャリアに縛られずにスマホを使える
1年縛りのあとはいつでも乗り換え(MNP)できる
3大キャリアで契約した場合、基本的には2年縛りがありますよね。しかも、2年目以降はいつでも解約できるわけじゃなく、25ヶ月目と26ヶ月目だけ違約金がかからなくて、27ヶ月目からまた2年契約が始まる2年縛りの契約です。
格安SIMは基本的に1年以内に解約すると、約1万円の違約金が必要になります。3大キャリアの解約金とほぼ同じ金額ですが、1年利用したあとは違約金なしで自由にまた他社へMNPできますので、自由度は高いです。
料金プランがわかりやすい
3大キャリアは毎月割、学割、初めて割引、長期利用割引…基本プランや通信プラン…端末代金…もうわけわかりませんよね。
でも、格安SIMならすごくわかりやすいです。だって通信容量別の基本料金だけですからね。単純に2GBプラン(980円)、3GBプラン(1,500円)、5GBプラン(2,000円)とか、料金体系が明確なんです。
キャリアやメーカーに縛られずにスマホを使える
格安SIMなら、メーカーや携帯電話会社に縛られる事はありません。基本的にはどんな端末でも使うことができます。
中にはSIMロック解除という手続きが必要になる端末もありますが、格安SIMの販売ページに利用できるかどうか書いてありますので、事前に確認できます。
auで買ったiPhoneをドコモ回線の格安SIMで使う!というような事もできますので、自由度が高いです。
格安SIMを契約する前の注意点
格安SIMを契約する前の注意点を説明します。安くて便利な格安SIMですが、他社へ乗り換え(MNP)する前にはいくつか注意点もあります。
- 格安SIMのデメリットについて納得できるか
- 端末代金の残りはどうなっているか
- 解約違約金について
- 格安SIMで利用できるスマホなのかどうか
格安SIMのデメリットについて納得できるか
この記事で格安SIMに乗り換えることによるデメリットを紹介しています。このデメリットと、月額あたり節約できる金額を天秤にかけて、納得できるかどうかですね。
「多少不便になってもとにかく安くしたい!」という僕みたいな人にはピッタリですが、「キャリアのメアドがなくなるのは困るし、完全かけ放題プランも必要!」という人には合わないでしょう。
現在契約中であるスマホの本体代金は払い終えているか?
現在契約しているスマホの本体代金が残っている場合、解約手続きをすると残額を一気に支払う必要がでてきます。一括0円!などで購入していれば本体代金の残りはありませんが、実質0円!や、とくに意識せずに契約していた場合は端末代金が残っている事が多いです。
iPhoneなどは高額で、端末代金が約8万円くらいします。契約して1年経過したぐらいだと、半分くらいしか払い終えておらず、解約をした時点で残額の約4万円くらいをまとめて支払う必要がでてくるケースがあります。
ただ、端末代金をまとめて支払ったとしても月額の支払額が大幅に下がるのであれば、検討する価値はあると思います。
解約違約金について
3大キャリアでの契約は、基本的に2年契約です。2年以内の解約には違約金が発生するでしょう。これがまた高額なんですよね。契約内容や解約のタイミングにもよりますが、約1-2万円です。
ただ、格安SIMに乗り換え(MNP)した場合は、違約金の1万円を帳消しにできるくらい節約効果が高いです。
あと1-2月で更新月なのであれば待った方がいいですが、契約期間が10ヶ月前後残っている場合は残りの契約期間内に支払うであろうスマホ代(携帯代)と比較してみましょう。
違約金を払ってでも乗り換えた方がオトクになるケースもあります。
格安SIMで利用できるスマホなのかどうか
せっかく格安SIMを契約しても、「自分が使っているスマホは格安SIMじゃ使えなかった…」なんてことがたまにあります。しっかりと、自分のスマホが契約する格安SIMで使えるのかどうかは確認する必要があります。
格安SIMに乗り換えた方がいいタイミングの人!
「格安SIMがおトクなのはわかったけど、自分が本当にお得になるのかイマイチわからない・・・」
という人のために、おすすめの乗り換えタイミングを紹介します。実際にご自身の契約内容と照らし合わせてみてくださいね!
ちなみに、乗り換えをした場合、絶対に必要になる手数料があります。MNP転出手数料(3,240円)と格安SIMの契約事務手数料(3,240円)で、合わせて6,480円です。
これは回避のしようがありませんので、必要経費だと思ってくださいね。
更新月&端末代金をすべて支払い済みの人
一番おすすめタイミングの人は、契約期間がちょうど更新月の人ですね。かつ、端末代金も支払いを終えている人です。
違約金もなく端末代金の負担もないため、解約する事で負担になるお金は0円です!もし今月や来月あたりが更新月の人は一番良いタイミングなので、格安SIMへのMNPを検討しましょう!
また、1万円くらいの端末代金が残っている…という程度であれば、支払ってしまってもいいです。だって解約のタイミングを逃すとまた2年契約が自動更新されてしまいますからね。
端末代金を一括支払い済みで1年以上利用している人
次のおすすめタイミングは契約時に一括で端末代金を支払い終えている人で、かつ1年以上利用している人です。
端末代金を支払い終えているなら、いつ解約しても解約金の1万円だけで済みそうなんですが、実は3大キャリアは端末購入サポートなるルールを決めており、1年以内だとさらに高額な違約金が上乗せされるんです。
そのルールが切れるのが端末を利用開始してから1年経過したタイミングなんです。(正確には14ヶ月目)
つまり、端末代金を支払い済みで1年経過後に解約すれば、1万円の違約金だけで済みます。1年以内の解約だとさらに1万円以上の違約金がプラスされますのでおすすめできません。
スマホを分割で購入している人は待った方がいい
スマホ代金を分割で購入している人は、格安SIMへの乗り換えを待った方がいいですね。契約してから1年以内、1年以上であってもです。
理由は、通常の違約金1万円にプラスして、端末購入サポートの違約金1-3万円に、さらに端末代金の残額を支払う必要がでてきます。
分割購入をしている人は素直に25ヶ月目や26ヶ月目の更新月に他社へ乗り換え(MNP)するようにしましょう!25.26ヶ月目であれば、端末代金も支払い終えてるはずなので、負担するお金はまずかからないはずです。
格安SIMの会社ってどこがいいの?当サイトおすすめの業者はココ!
格安SIMの会社って、2018年現在で約100社あります。3大キャリアでも3社なのに格安SIMは100社?ハッキリ言って素人にはわかりませんよね。いや僕も100社も把握してませんよ。
だから、当サイト…というか僕が一番おすすめできる格安SIMの会社を紹介します。今まで利用した事がある格安SIM業者は、DMMモバイル、mineo(マイネオ)、OCNモバイルONEの大手3社ですが、中でも一番おすすめできるのはmineo(マイネオ)です。
テレビCMでも見た事ある人多いんじゃないでしょうか。ぶっちゃけた話、格安SIMの業者間で料金的にそれほど大きな差はありません。
でも、mineoだけはパケットシェアというパケット(通信量)を無料で追加できるサービスがあるんです。
格安SIMは安い代わりに、月間の通信料は基本的に少ないですが、mineoだけはそのデメリットをカバーできるんですね。だから僕も使い続けています。
極端なはなし、一番安い1GBのプランで契約をして、足りない通信量はパケットタンクで追加…というような使い方もできちゃいますよ!